体の柔軟性があるから体にいいというのは本当?

query_builder 2025/12/29
体の柔軟性があるから体にいいというのは本当?

「体は柔らかい方がいい」
「柔軟性が高い=健康」


テレビやSNS、雑誌などを見ていると、そんな言葉をよく目にします。
ストレッチ特集、ヨガ、ピラティス、開脚チャレンジ……
まるで 柔らかくなればなるほど体は良くなる かのような印象を受けますよね。


では、それは本当に正しいのでしょうか?

私は整体・身体調整の仕事に携わって約20年になりますが、
この問いに対する答えは 「半分正解で、半分間違い」 だと感じています。

今回は関節が柔らかい事が本当に大事なのか?について書いていきます!!


柔らかい体=良い体、ではない現実


これまで多くのスポーツ選手や指導者の体を見てきました。

  • 新体操をしている学生さん

  • ヨガやピラティスのインストラクター

  • ダンサーや表現系のアスリート

一般の方から見ると
「めちゃくちゃ体が柔らかくて健康そう」

「開脚出来てうらやましい」
「理想の体」に見えるかもしれません。


しかし、実際に体をチェックするとどうでしょうか。

  • 慢性的な腰痛

  • 股関節や膝の不安定感

  • 首・肩の強い張り感

  • 自律神経の乱れでいつも緊張している

  • 疲労が抜けない

正直、体はガタガタな方が本当に多い です。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。


柔軟性も「やりすぎ」は体にとって負担になる


体に良いとされている柔軟運動も、
やりすぎればキャパオーバー になります。

筋肉・関節・靭帯・神経には
それぞれ「安全に動ける範囲」があります。

それを無視して、

  • 無理なストレッチ

  • 反動をつけた柔軟

  • 痛みを我慢して可動域を広げる

こういったことを続けてしまうと、
体は防御反応として 不安定さを抱え込む ようになります。


相撲の力士に見る「柔らかさ」の落とし穴


分かりやすい例として、相撲選手を思い浮かべてみてください。

相撲の力士はとても体が柔らかく、
股関節や下半身の可動域も非常に広いです。

しかし実際には、

  • 膝にぐるぐるテーピング

  • 分厚いサポーター

  • 慢性的な関節トラブル

こういった状態の選手も少なくありません。

無理な股割りや過剰な可動域トレーニングによって、
関節を守るための筋肉に過剰な負担 がかかってしまうからです。

一説によるとウェイトトレーニングで筋力は上がったが、体の連動が使えず関節を壊してしまうのだとか…


「開脚ができる=体にいい」は大きな誤解


一時期、
「開脚は体にいい」
「開脚ができないのは体が悪い」

そんな動画や情報が一気に広まりました。

開脚チャレンジとか。

ですが、開脚も
できればいいというものではありません。

無理に可動域を広げることで、

  • 股関節が不安定になる

  • 腰に負担が集中する

  • 骨盤が安定しなくなる

といったことが実際には起こります。

開脚を何のためにするのか?

日常生活に開脚より、股関節の安定の方が大事だと思います。


体はすぐには変わらない 〜ホメオスタシスの存在〜


人の体には
ホメオスタシス(恒常性)
という働きがあります。

私のブログではよく出てくるキーワードなのですが、

これは
「体を元の状態(一定の状態)に戻そうとする力」
のことです。

つまり、

  • 今日ストレッチしたから

  • 1週間頑張ったから

といって、
急激に体が変わることはありません。

身体は変化を嫌うのです。


無理に変えようとすればするほど、
体は抵抗し、別の場所に負担を押し付けます。

その結果、

  • 痛みが出る

  • ケガにつながる

  • 不調が長引く

という流れになってしまうのです。


柔らかい=良い、硬い=悪い、ではない


柔らかい体を別の言葉で表すと、
「可動性が高い」 状態です。

一方で、
「不安定」 とも言えます

逆に、体が硬い場合は、

  • 動きは悪いが安定している

  • 防御反応として固まっている

という側面もあります。

どちらが良い・悪いではなく、
バランスが取れているかどうか が重要なのです。


本当に大切なのは「自分に合った可動域」


本当の意味で体にとって大切なのは、

  • 自分の体に合った可動域

  • 必要以上に広げすぎないこと

  • 安定と動きのバランス

これらをきちんと保つことです。

さらに、

  • 筋肉の状態

  • 神経の流れ

  • 自律神経の状態

これらが噛み合ったとき、
体は一番楽で、壊れにくい状態になります。


まとめ:柔軟でケガをした方へ

柔軟運動やストレッチは、
決して悪いものではありません。

しかし、

  • 柔らかくなれば健康

  • 開脚できれば正解

  • 硬い体はダメ

こうした考え方は、
かえって体を壊す原因になることがあります。

もし、

  • 柔軟を頑張ってから痛みが出た

  • ストレッチ後に違和感が増えた

  • ケガを繰り返している

こういった経験がある方は、


一度体をリセットして見直すこと がとても大切です

「どこまで動けばいいのか」
「今の体に何が必要なのか」

それを知ることが、
本当の意味での健康への近道だと、私は思います。

もし、自分の体がこれで良いのかな~と不安になったら、

一度体の状態を見直してはいかがでしょうか。

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中央元気堂

住所:三重県桑名市中央町2丁目62

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