その腰痛の原因は、腹腎疲労かも?

query_builder 2026/02/13
その腰痛の原因は、腹腎疲労かも?

「腰の治療はしているのに、なぜかスッキリしない」
「夜中に腰が痛くて目が覚める」
「朝起きた瞬間から、もう腰が重い」

そんな方は、もしかすると腹腎(副腎)の疲労が関係しているかもしれません。

この副腎疲労がとても注目されているのですが、いったい何なの?と言った事もたくさんお聞きするので、

今回は、整体の視点だけでなく、研究報告も踏まえながら、
“ホルモンと腰痛の関係”についてお話しします。


① 腹腎(副腎)とは何をしている臓器?


腹腎(一般的には副腎と呼ばれます)は、腎臓の上にある小さな臓器です。

ここから分泌される代表的なホルモンが

  • コルチゾール(ストレス対応ホルモン)

  • アドレナリン(興奮・闘争反応)

  • ノルアドレナリン

これらは命を守るためのホルモンです。

仕事のプレッシャー
人間関係のストレス
睡眠不足
血糖値の乱れ

こうした負荷がかかると、副腎は頑張ってホルモンを出し続けます。

出しっぱなしの方も多いのではないでしょうか?


② 「副腎疲労」という言葉について



医学的に「副腎疲労(Adrenal Fatigue)」という診断名は、現代医学では正式な病名ではありません。

しかし、

  • 慢性的ストレス

  • HPA軸(視床下部‐下垂体‐副腎系)の機能低下

  • コルチゾール分泌リズムの乱れ

これらは実際に研究されています。

2020年前後の研究では、
慢性ストレスがHPA軸機能を変化させ、痛み感受性を高める可能性が報告されています。

特に、

  • 慢性疼痛患者ではコルチゾール分泌リズムの乱れが見られる(2020, Frontiers in Endocrinology)

  • 睡眠障害は炎症性サイトカインを増加させる(2021, Journal of Clinical Sleep Medicine)

  • 慢性ストレスは筋緊張と痛み閾値を低下させる(2020, Pain Reports)

つまり、「副腎疲労」という言葉は俗称ですが、
ホルモンバランスの乱れと慢性腰痛の関連性は、科学的にも示唆されているのです。



③ なぜ副腎が乱れると腰痛が悪化するのか?

ポイントは3つあります。

1)炎症コントロールの低下

コルチゾールには本来、抗炎症作用があります。
分泌リズムが崩れると、炎症制御がうまくいかなくなります。

2)睡眠の質の低下

本来、夜は副交感神経優位になり回復モードに入ります。

しかしストレス過多の状態では、
寝ているのに交感神経が優位のまま。

→ 筋肉が緩まらない
→ 回復しない
→ 朝から腰が重い

3)痛みの感受性が上がる

慢性ストレスは中枢神経系に影響し、
痛みを強く感じやすい状態を作ります。

同じ腰の状態でも、
ホルモンバランスが乱れている人の方が「痛い」と感じやすいのです。


この三つのうちのどれかに当てはまる方は多いのではないでしょうか?



④ 夜中に腰が痛くて起きる人へ

これは重要なサインです。

夜中の2〜4時頃に目が覚める
寝ても疲れが取れない
甘いものがやめられない

こういった方は、
コルチゾール分泌リズムの乱れが関与している可能性があります。

特に慢性腰痛の方で、
「施術すると楽になるけど、また戻る」というケース。

こういう方は、体の構造だけでなく
内臓・ホルモンの問題を見直す必要があります。




⑤ どう改善していくのか?

ここが一番大事です。


1)生活リズムの固定

  • 毎日同じ時間に寝る

  • 23時までに就寝

  • 朝は太陽光を浴びる


2)夜にきちんと疲れる

適度な運動(散歩で十分)
スマホの見過ぎを減らす(特に夜は厳禁)


3)食事を見直す

  • よく噛む(消化負担を減らす)

  • タンパク質をしっかり摂る

  • ビタミンB群・マグネシウムなどの補給

副腎は栄養依存性が高い臓器です。




⑥ 腰痛は“骨”だけの問題ではない

整体を18年以上続けてきて思うのは、

腰痛は構造×内臓×神経×ホルモンの掛け算

ということです。

骨盤が整っても
睡眠が崩れていれば戻ります。

筋肉を緩めても
ストレス過多なら再発します。


⑦ 腹腎疲労が「とどめを刺す」

もともと腰痛が出たり出なかったりしている方。

そこに

  • 慢性ストレス

  • 睡眠不足

  • 暴飲暴食

が重なると、一気に悪化します。

小さな積み重ねの結果が大きな悪さに繋がっていくのです。


⑧ 回復の変化は少しずつ

副腎の回復は一瞬では起きません。

体は急激な変化を嫌います。

だからこそ、

  • 早寝早起き

  • よく噛む

  • 毎日少し歩く

  • 気分転換する

こういった“地味なこと”が最強なのです。

⑨ 栄養サポートも重要

2020年以降の研究では、

  • ビタミンD不足と慢性疼痛の関連

  • マグネシウムと筋緊張緩和

  • オメガ3脂肪酸と炎症抑制

が報告されています。

ホルモンと炎症のバランスを整えるために、
栄養状態のチェックも非常に重要です。


⑩ まとめ

その腰痛、

・姿勢の問題
・骨盤の歪み
・筋肉の硬さ

だけではないかもしれません。

もし

  • 夜中に目が覚める

  • 朝がつらい

  • 甘いものがやめられない

  • 施術してもすぐ戻る

こんな方は、

副腎(腹腎)・ホルモンバランスも疑ってみてください。

体は全部つながっています。

腰だけを見るのではなく、
全体を整えることが本当の改善への近道です。

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中央元気堂

住所:三重県桑名市中央町2丁目62

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