慢性の腰痛に低周波治療器を使ったら治るのか??

query_builder 2026/02/18
慢性の腰痛に低周波治療器を使ったら治るのか??

「慢性の腰痛がなかなか良くならない…」
「市販の低周波治療器を使えば楽になるのでは?」

「テレビのCMではよい事言ってるし…」

そう思って、家電量販店やネットで売っている低周波治療器や電気マッサージ器などを使っている方、いらっしゃいませんか?

確かに、ピリピリとした刺激で筋肉が動かされると、
「なんだか効いている気がする」
「終わった後は少し楽になった」
という感覚は出ます。

ですが、結論からいうと慢性の腰痛に対して安易に治療器を使うことは、

場合によっては悪化の原因になることもあるのです。

今日はその理由を、整体の現場からお話しします。


低周波治療器は「筋肉」にしかアプローチできない

市販の低周波治療器の多くは、筋肉に電気刺激を与え、収縮と弛緩を繰り返させるものです。

つまり、ターゲットは「筋肉」。

筋肉が硬くなっている場合、一時的に血流が良くなり、
「軽くなった」
「ほぐれた感じがする」
という変化は出やすいです。

しかし、ここで考えていただきたいのは…

あなたの慢性腰痛は、本当に“筋肉だけ”が原因なのでしょうか?


という事です。



慢性腰痛の原因は、筋肉だけとは限らない

確かに、筋肉が硬くなれば痛みは出ます。
ですが、本来であれば

しっかり眠る
・体を休める
・負担を減らす

これだけで筋肉の緊張は自然に緩んでいきます。


それでも緊張が抜けないとしたら、
そこには別の原因が隠れている可能性があります。

毎度書きますが例えば、

  • 骨盤の微妙なズレ

  • 仙腸関節の不安定

  • 内臓の疲労

  • 自律神経の乱れ

  • 栄養不足

  • 靴のサイズや歩き方の問題

  • 長年の生活習慣による体のバランスの崩れ

こういった要素が重なって、結果として腰に負担が集中していることが非常に多いのです。

その状態で、筋肉だけを無理やり緩めるとどうなるか。

体は「支え」を失うことになります。

だから治療器で腰だけ緩める事は大きなリスクを伴う事を知っておいてください。


硬く緊張している筋肉は“体を守っている”

慢性腰痛の方の筋肉は、単に硬いだけではありません。

実は、

体を守るために、あえて緊張している

というケースがとても多いのです。

例えば、骨盤がわずかに傾いている場合、
体は倒れないように周囲の筋肉を固めて支えます。

そこに低周波で刺激を入れて無理に緩めると、

  • 一時的に楽になる

  • でも翌日さらに不安定になる

  • 結果として痛みが強くなる

という流れが起こることがあります。

「昨日は良かったのに、今日は余計痛い」
という経験はありませんか?

それは、筋肉だけを見てしまった結果かもしれません。

治療器が“クセ”になる危険性

もう一つ大きな問題があります。

それは何でしょうか?

実は体が刺激に慣れたり依存してしまうこと。


低周波治療器を使うと楽になる。
だからまた使う。
使わないと不安になる。

この状態になると、本来必要な

  • 根本原因の検査

  • 生活習慣の見直し

  • 体のバランス調整

が後回しになってしまいます。

強いマッサージが好きな方もそう。


その場しのぎが習慣化すると、
体は本来の回復力を発揮しにくくなります。

私は18年以上、数多くの慢性腰痛の方を見てきましたが、
治療器に頼り続けて良くなった方は、正直ほとんどいません。

大切なのは「刺激」ではなく、
なぜそこに負担が集まっているのかを見極め、それを解除することです。


レントゲンに映らない問題もある

整形外科でレントゲンを撮っても、

「骨に異常はありません」
と言われることはよくあります。

それ自体は悪いことではありません、それはそれで大切なことです。

しかし、

  • 骨盤のわずかな傾き

  • 体重のかかり方の左右差

  • 足の指の使い方

  • 重心のズレ

こういった微妙なバランスの崩れは、レントゲンには映りません。

レントゲンは体を止めて撮影しますし(笑)

ですが、これらこそが慢性腰痛の大きな原因になっていることが多いのです。


まずできることは「アイシング」

慢性でも急性でも、まず自分でできることがあります。

それは――
冷やすこと(アイシング)です。


「慢性なのに冷やすの?」
と思われるかもしれません。

ですが、慢性腰痛の多くは、
小さな炎症を繰り返している状態です。

アイスパックなどで5〜10分程度、
患部を直接冷やしてみてください。

血管は一度収縮し、その後拡張します。
この反応を繰り返すことで血流改善が起こります。

大切なのは「回数」。

お風呂は1日1回ですが、
アイシングは1日に何度もできます。

刺激の質と回数が、回復には重要なのです。


本当に大事なのは「検査」

慢性腰痛を改善するために必要なのは、

「どこが悪いか」ではなく、
「なぜそこに負担が集まっているか」を知ることです。

  • 骨盤のバランス

  • 足元の安定性

  • 栄養状態

  • 自律神経の状態

  • 睡眠の質

これらを総合的に見ていかないと、
本当の原因は見えてきません。

検査8割、施術2割。

これは私が常に大切にしている考え方です。


~まとめ~

慢性の腰痛に低周波治療器を使うことが、
必ずしも悪いとは言いません。

ですが、

  • 原因が筋肉だけとは限らない

  • 守っている緊張を壊す可能性がある

  • 依存してしまう危険がある

ということは、ぜひ知っておいてください。

その場の「楽さ」と、
本当の「改善」は別物です。

もしあなたが、

「何年も腰痛が続いている」
「治療器を使っても繰り返す」
「どこに行っても良くならない」

そう感じているのであれば、
一度、腰そのものではなく、体全体を見直しましょう。

慢性腰痛は、体からの大切なサインです。

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中央元気堂

住所:三重県桑名市中央町2丁目62

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