腰が痛くて整形外科に行った。
レントゲンを撮った。
「骨には異常ありませんね」
「特に問題はありません」
そう言われて、痛み止めと湿布をもらって帰ってきた。
でも――
「いや、腰がめっちゃ痛いんですけど…」
こうおっしゃる方が、当院には本当にたくさん来院されます。
では、整形や病院で「問題ない」と言われた腰痛は、本当に問題がないのでしょうか?
今日はそのことについて、整体院としての視点からお話しします。
病院で“問題ない”と言われる理由
まず大前提として、
病院で異常がないと言われたこと自体は、とても良いことです。
なぜなら、
-
骨折していない
-
腫瘍がない
-
重度の椎間板ヘルニアではない
-
手術が必要な状態ではない
ということが確認できた、という意味だからです。
整形外科で主に見るのは、
-
骨の形
-
骨と骨の隙間
-
明らかな変形や破壊
つまり、構造的な大きな異常です。
しかしレントゲンは「静止画」です。
しかも写るのは主に骨です。
筋肉、靭帯、関節の細かい動き、内臓の状態、自律神経の乱れまでは評価できません。
ですから、
「整形外科レベルでは問題がない」
というだけで、
「あなたの体に問題がない」←※ここ凄く重要
という意味ではないのです。
痛みは画像では評価しきれない
痛みというのは、とても複雑です。
同じレントゲン写真でも、
-
全く痛みがない人
-
強烈な腰痛がある人
がいます。
逆に、ヘルニアがあっても無症状の人もいます。
つまり、
画像=痛みではない
ということです。
痛みは、
-
筋肉の過緊張
-
関節の微妙なズレ
-
骨盤の傾き
-
股関節の硬さ
-
水分代謝の低下
-
自律神経の乱れ
-
内臓疲労
-
ストレス
こういった“目に見えにくい要素”が複雑に絡み合って起こります。
これは画像だけでは判断が難しいのです。
なぜ痛み止めが出されるのか?
整形外科で異常がなければ、基本的な対応は
-
痛み止め
-
湿布
-
経過観察
になります。
なぜかというと、
医学的に緊急処置が必要な状態ではないからです。
これは決して悪いことではありません。
ただし…
「痛みがなくなった=治った」
ではありません。
痛み止めはあくまで“痛みの感覚を抑える”ものです。
原因を解決しているわけではありません。
痛みは悪者なのか?
私は長年整体をしていますが、こう思っています。
痛みは悪者ではありません!!
痛みは、
「今のままだと体が壊れますよー」
という体からのサインです。
例えば、
-
無理な姿勢を続けている
-
片足重心で立っている
-
いつも同じ方向に体をひねっている
-
食生活が乱れている
-
睡眠の質が悪い
-
ストレスが強い
体は限界が近づくと、痛みという形で教えてくれます。
それをただ消してしまうと、
サインを無視して走り続ける状態になります。
それが続くと、もっと大きなトラブルにつながることもあります。
だから、痛みがなぜ出るのか?に気づくことがめちゃくちゃ重要なのです。
では、どうすればいいのか?
整形で異常がないと言われた腰痛の場合、
次に大切なのは、
「なぜ痛みが出ているのか」を細かく見ること
です。
当院では、
-
立ち姿勢
-
歩き方
-
重心の位置
-
骨盤のバランス
-
股関節の可動域
-
背骨の動き
-
足の状態
-
靴のサイズや履き方
-
栄養状態
-
水分摂取量
などを総合的に見ていきます。
レントゲンでは見えない部分を、動きや反応から評価します。
痛みは「結果」です。
必ずその前に「原因」があります。
代替医療という選択肢
整形で異常がないと言われた。
でも痛い。
そんなときに選択肢になるのが、
-
整体
-
鍼灸
-
カイロプラクティック
-
東洋医学的アプローチ
といった代替医療です。
これらは、
“構造異常”よりも“機能異常”を見る医療
です。
例えば、
-
骨盤がわずかに後ろに倒れている
-
右足に体重が偏っている
-
股関節が硬くて腰に負担が集中している
-
腹部の緊張が強い
こういった小さなズレやアンバランスが、慢性的な腰痛を作ります。
それを丁寧に整えていくことで、体は本来のバランスを取り戻します。
「異常がない」はゴールではない
整形で異常がないと言われた。
これは、
スタート地点に立っただけなのです。
本当の意味で大切なのは、
-
痛みがなぜ出たのか
-
どうすれば再発しないのか
-
体をどう整えていくのか
です。
「異常がないから様子を見ましょう」
で終わってしまうと、慢性化してしまうケースも少なくありません。
病院と整体は対立している訳ではない
ここで大事なのは、
病院が悪いわけではないということです。
病院は命を守る場所です。
重大な病気を見逃さないための場所です。
整体は、
機能を整える場所です。
役割が違うのです。
ですから、
-
強いしびれ
-
排尿障害
-
発熱
-
激しい外傷
がある場合は、まず病院です。
それで異常がなければ、
次のステップとして整体を考える。
この流れが理想的です。
まとめ
整形や病院で「問題ない」と言われた腰痛。
それは、
-
命に関わる問題ではない
-
骨に大きな異常はない
という意味では、とても良いことです。
しかし、
体に問題がないという意味ではありません。
痛みは体からの大切なメッセージです。
それをただ抑えるのではなく、
-
なぜ出たのか
-
どこに負担が集中しているのか
-
何を変えればいいのか
を見つけることが、本当の改善につながります。
もしあなたが、
「異常がないと言われたけど痛い」
そう感じているなら、
それはあなたの体が発している大切な声です。
その声を無視せず、
一度、体を“機能”という視点から見直してみてはいかがでしょうか。
痛みは敵ではありません。
体を守ろうとする、最後のブレーキなのです。
そのブレーキの理由を、一緒に探していきましょう。
中央元気堂
住所:三重県桑名市中央町2丁目62
NEW
-
2026.04.14 -
2026.04.10膝の痛みと注射につい...「膝が痛いから注射を打ちましょう」 整形外科でそ... -
2026.04.09インソールが体に及ぼ...「膝が痛い」 「腰がずっと重だるい」 「股関節が... -
2026.04.07その膝の痛みの原因は...年齢とともに膝に痛みを感じるようになり、 「歩く... -
2026.04.06春の寒暖差や新生活に...ようやく暖かくなり、冬の寒さも落ち着いてきまし... -
2026.04.04体が痛くないのに施術...「痛くないのに、なぜ通う必要があるの?」 そう思... -
2026.03.31「その場しのぎ」では...「痛みが取れればそれでいい」 そう思っていません... -
2026.03.27睡眠時間足りてます?「最近なんだか体がしんどい…」 「しっかり寝てい...